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子どもの病気

対象となる子どもの病気と治療法

  1. 小児副鼻腔炎
     
    成人の場合と同じく、急性鼻炎に引き続き、小児の副鼻腔に細菌感染が波及し発症します。治療に用いる抗生剤も、成人と同様です。
    小児副鼻腔炎の場合には、問診が大切です。いつから症状であるか、保育園児、合併症、1ヶ月以内の抗菌薬使用に関しての問診は重要です。耐性菌による鼻副鼻腔炎の危険因子は、5歳以下の小児、保育園児、免疫不全などの合併症があることです。また、耐性菌感染の可能性についても1ヶ月以内の抗菌薬の使用の有無を知る事もその後の抗菌薬選択に関して重要です。男子は女子に比べて、上気道感染の罹患率が高いため、男子には、頭蓋内や眼窩内への合併症が多いと言われています。

  2. 急性中耳炎
    急性中耳炎は、高頻度に小児(15歳以下)が罹患する代表的な上気道炎です。生後1歳までに62%、生後3歳までに83%が、少なくとも1回は罹患します。乳幼児では、耳管は太くて短いため鼻汁が中耳に侵入しやすく、また鼻汁をうまくかめず副鼻腔炎の合併が多いことなどが急性中耳炎を起こしやすい原因です。8才以上になると、急速に発症頻度が低下していきます。起炎菌は、副鼻腔炎の起炎菌と同じです。治療に用いる抗生剤は、成人と同様です。小児では出来るだけ投与期間を短縮します。

  3. 滲出性中耳炎
    小児では、急性中耳炎が長引いて起こることが大部分です。背景に、耳管の機能不全による中耳換気障害が存在します。アデノイド肥大が原因であることもあります。症状の主体は難聴ですが、乳幼児や小児は痛みを伴わないため訴えが少なく、見過ごされやすいのが問題です。毎日の生活で、返事をしない、テレビの音が大きいなどの症状があれば、早めの耳鼻科受診が重要です。
    乳幼児、小児の場合は、言葉の発育に問題が生じる可能性がある。放置すると、将来的には、癒着性中耳炎、慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎などの重篤な中耳炎の原因になり、大きな手術を必要とする難聴の原因になる可能性があるため、確実な治療が必要です。

  4. 溶連菌感染症
    • 6ヶ月以内乳児期
      母親からの移行抗体の関連もあり、軽い鼻・咽頭炎で経過します。
    • 6ヶ月~3歳児
      非特異的上気道炎を示し、発熱(39℃~40℃の事が多い)、咽頭痛、腹痛が見られ、咳・鼻水がほとんどみられません。
    • 3歳~12歳(幼児・学童期)
      扁桃炎が主な症状で、発疹を伴うことが多くなります。この発疹を伴う溶連菌感染症を猩紅熱と呼びます。
    • 13歳以上
      咽頭炎・扁桃炎のみのことが多く、全身症状を示すことは少なくなります。

  5. クループ症候群
    喉頭ないしその周辺の粘膜の炎症性腫脹による気道狭窄によって生じる犬吠様(けんばいよう)の咳嗽・吸気性喘鳴、嗄声、陥没呼吸を主な症状とする急性疾患です。乳幼児期の声門下部の生理学的狭窄の影響や気道粘膜の未発達から生じる粘膜浮腫の亢進性が考えられています。呼吸困難(努力性呼吸)を伴い救急処置を要することもあるため、クループ症候群と診断された場合には、小児科受診をお勧めします。

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