抗加齢医学会のシンポジウムでの発表
6月28日(日)に、横浜で開催された抗加齢医学会の「若い感覚をキープする」というシンポジウムで、自分のライフワークとして行ってきた研究の総まとめとなる発表を行う機会を得ました。
自己紹介でもお話ししたように、私は、内耳研究を細胞老化とオートファジー誘導の観点から行ってきました。研究開始当初は、本当にこれで良いのかを何度も自問自答し、試行錯誤を繰り返し、何度も壁にぶち当たりました。しかし、決して諦めず、自分で自分自身の研究の道を切り開いてきました。
研究開始当初は、大きな教室の後ろ盾も無く研究を行っていたこともあり、周囲の理解を得るのも大変でした。しかし、アメリカの学会で学会賞をもらった頃から、徐々に周囲の理解を得ることができ、研究費も獲得できるようになり、大学院生の教育も任されるようになりました。
その頃、私が研修医の頃お世話になった先生から、「自分が正しいと思うことを、自分の手でやって、結果を出したことは、本当に素晴らしいと思う。」とお褒めの言葉をいただきました。この言葉を胸に、その後も内耳細胞老化研究に邁進し、自分で自分の道を切り開いてきました。
内耳基礎研究の新たな方向性を自らが示したことは、自分自身の誇りです。人生最後のシンポジウムでの発表になる今回の発表を、開院1周年の3日前に行うことが出来たことには、感慨深いものがありました。
今後は、今までの研究結果を、臨床の場で、皆様にフィードバック出来るように、頑張りたいと思います。これからも、よろしくお願いします。
