EAT(Bスポット治療)
Bスポット治療(上咽頭擦過療法)
Bスポット治療とは、鼻腔の奥にある上咽頭(鼻とのどの間)と呼ばれる場所(B-スポット)に、1%塩化亜鉛溶液を綿棒に浸して直接塗布するシンプルな治療法です。
その治療となる疾患は、「慢性上咽頭炎」です。上咽頭には、リンパ組織があり、さらに、のどや舌の奥や耳の周囲の感覚・運動を担う「舌咽神経(ぜついんしんけい)」や中枢からの情報を身体へと伝える役割とともに,身体の情報を脳に伝える役割を担っている「迷走神経」などの脳神経が通り、自律神経もネットワークを作っています。上咽頭の炎症が、リンパ組織やこれらの神経を刺激するため、鼻やのどだけでなく、いろいろな臓器にも症状が現れます。「慢性上咽頭炎」の直接的な症状は、後鼻漏(鼻とのどの間に鼻汁が流れる状態)、咽頭痛、耳閉感などです。病巣感染症として関与する疾患は、IgA腎症、ネフローゼ症候群、掌蹠嚢疱症(しょうせきのうほうしょう)などがあげられます。自律神経の乱れによる症状としては、全身倦怠感、頭痛、舌痛など多様な症状に関与する可能性があります。
Bスポット治療は、①塩化亜鉛による粘膜の収斂作用・殺菌作用 ②擦過により慢性の炎症の影響で蓄積しているリンパ球や炎症性物質の排出作用 ③迷走神経刺激による炎症抑制作などにより、前述した「慢性上咽頭炎」に伴う多様な症状を軽減する有効な治療法と考えています。
